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【解決事例】土地は共有、建物は夫…。複雑な権利関係の家を、離婚時に妻単独名義へ変更した方法

「離婚して夫が出ていくことになり、私が今の家に住み続けたいと思っています。でも、家の名義が複雑なんです。建物は夫名義、土地は夫と私の共有名義になっていて…。銀行に相談しても『話がややこしい』と良い顔をされませんでした」

今回は、このように「土地と建物で名義が異なる(バラバラである)」という複雑な状況下で、手続きがストップしてしまっていた埼玉県のS様(30代女性)の解決事例をご紹介します。

マイホームの名義は、必ずしも「夫婦で半分ずつ」とは限りません。 購入時の資金の出し方によって、「建物は夫100%、土地は夫2/3・妻1/3」といった変則的な共有状態になっていることがあります。

夫婦円満な時は問題ありませんが、離婚となると、この「権利のねじれ」が大きな足かせになります。

  • 夫の建物ローンはどうする?
  • 土地の持分はどう計算する?
  • 銀行は「複雑な案件」を嫌がる

S様も、この複雑さゆえに銀行から敬遠され、解決の糸口が見えない状態でした。 今回は、私たちがどのように権利関係を整理し、S様の単独名義(完全所有)を実現させたのかを解説します。

相談者S様の状況:土地と建物が「別々」の状態

まずは、S様の家の権利状況を整理してみましょう。一般的なペアローン(土地建物ともに1/2ずつ)とは異なります。

物件の権利状況

  • 建物: 夫の単独名義(夫単独の住宅ローン残あり)
  • 土地: 夫(2/3)とS様(1/3)の共有名義

S様の希望と問題点

S様は「夫の持分(建物全部+土地2/3)」を買い取り、全てを自分名義にして住み続けたいと考えていました。 しかし、銀行審査において以下の点がネックとなりました。

  1. 担保設定の複雑さ: 土地と建物で所有者が違うため、抵当権の設定や抹消の手続きが煩雑になる。
  2. 資金計画の難しさ: 「建物のローン残債」と「土地の買取資金」をどう合算して審査するか、評価が難しい。

多くの銀行は、こうした「面倒な案件」をマニュアルで処理できないため、門前払いにしてしまうのです。

なぜ「ねじれ名義」は放置すると危険なのか?

「難しいなら、とりあえず今のままでいいか」と放置するのは絶対にNGです。 土地と建物の名義が違う状態で離婚すると、将来的に「借地権トラブル」に発展するからです。

  • 土地の持分を持っている夫が「地代(土地の使用料)を払え」と言ってくる。
  • 夫が自分の土地持分だけを第三者に売却してしまう。
  • 将来売却しようとした時、元夫の実印がないと売れない。

権利がバラバラの不動産は、資産価値が著しく下がります。 離婚というタイミングで、「土地と建物をセットにして、一人の名義にする」ことが、資産を守るための鉄則です。

【解決策】S様が成功した「一本化借り換え」スキーム

私たちはS様に対し、複雑な権利をすべてまとめてS様のものにする「一本化プラン」を作成しました。

ステップ1:権利の「棚卸し」と価格決定

まず、複雑な持分を整理し、「S様が夫から買い取るべき範囲」と「その適正価格」を算出しました。 建物はローン残債ベース、土地は路線価などを考慮した時価で計算し、夫も納得する買取価格を提示しました。

ステップ2:専門家による「銀行へのプレゼン」

「ただの借り換え」として申し込むと断られるため、私たちは銀行に対し、以下の説明を行いました。

  • 「本件は離婚に伴う権利調整であり、最終的にS様の単独所有(完全な担保)になります」
  • 「養育費やS様の勤続年数を考慮すれば、返済能力に問題はありません」

複雑な権利関係を図解した資料を作成し、銀行担当者が稟議(審査)を通しやすいようにサポートしました。

ステップ3:同時決済での名義変更

審査承認後、司法書士と連携して以下の手続きを「同日・同時」に行いました。

  1. S様が新たなローンを実行。
  2. 夫の既存ローンを全額返済(抵当権抹消)。
  3. 夫の持分(建物全部・土地2/3)をS様へ移転登記。

これにより、一瞬の隙もなく、権利がきれいにS様へ一本化されました。

解決の結果:複雑なパズルが解け、完全なマイホームに

手続き完了後、登記簿謄本(全部事項証明書)の所有者欄は、土地も建物も「S様」一人の名前になりました。

  • 権利関係: 100% S様の所有となり、誰にも文句を言われない状態に。
  • 将来: いつでも自由に売却・リフォームが可能に。相続の心配も解消。

S様からのご感想

「自分一人で登記簿を見てもチンプンカンプンで、銀行に行っても説明すらできませんでした。 専門家の方がパズルのように権利を整理してくれて、銀行にも話を通してくれたおかげで、諦めかけていた家を守れました。本当に魔法みたいです」

まとめ:複雑な案件ほど、プロの手腕が問われます

「土地と建物で名義が違う」「親族の持分が入っている」 こうした複雑な不動産は、一般的な不動産会社や銀行員では扱いきれません。

しかし、紐解いていけば必ず解決の糸口はあります。

  • 共有名義が複雑で、どうしていいか分からない
  • 銀行に「説明してください」と言われても言葉にできない
  • スッキリ一本化して、安心して暮らしたい

そんな方は、ぜひ私たちにご相談ください。 絡まった糸をほどくように、あなたの家の権利をきれいに整理いたします。

複雑な権利関係、整理して一本化します土地と建物で名義が違う、親族と共有している…。「ねじれた名義」を解消し、単独名義にするための手順と費用を無料診断します。

【重要:銀行に行く前の注意点】

多くの銀行は、離婚に伴う単なる「名義変更」や「借り換え」を嫌がります。 スムーズに審査を通すコツは、「夫から妻へ、正式に家を売却する(元夫婦間売買)」という形をとることです。 これには不動産会社が作成する「重要事項説明書」「売買契約書」が必須です。銀行に行って断られる前に、まずは私たちにご相談ください。

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