「離婚して夫から家を買い取りたいが、私の年収では銀行の住宅ローン審査に落ちてしまった。不動産屋からは『金利は少し高いけど、不動産担保ローンなら借りられますよ』と勧められている。本当にそれで契約していいのだろうか…」
今回は、このように「最後の手段」として不動産担保ローンを検討されていた、大阪府のY様(40代女性)の事例をもとに、2つのローンの決定的な違いと、安易な選択が招くリスクについて解説します。
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離婚に伴う名義変更(夫から妻への売買など)において、ご自身の年収や勤続年数が足りず、銀行の住宅ローン審査に落ちてしまうケースは少なくありません。 そんな時、甘い誘い文句として出てくるのが「不動産担保ローン(ノンバンクローン)」です。
「審査が甘い」「誰でも借りられる」 確かにそうかもしれません。しかし、そこには「高金利」という大きな落とし穴があります。
結論から申し上げますと、「居住用の家」を守るために不動産担保ローンを使うのは、あくまで最終手段です。(弊社では全て住宅ローンをご利用いただいております。ノンバンクはゼロです) なぜなら、私たちのような専門家が介入すれば、一度落ちた方でも「低金利の住宅ローン」に通る可能性があるからです。
今回は、2つのローンの違いを徹底比較し、Y様がどのようにして「住宅ローン」での名義変更を成功させたのかを解説します。
もくじ
どちらも「家を担保にお金を借りる」という点では同じですが、中身は全くの別物です。 離婚後の生活を支える上で、特に重要な3つの違いを見てみましょう。
これが最大の違いです。
例えば、2,000万円を35年で借りた場合、金利が違うだけで総支払額に1,000万円以上の差が出ることさえあります。 月々の支払いが苦しくなり、せっかく名義変更した家を手放すことになっては本末転倒です。
【2,000万円を35年返済で借りた場合(概算)】
| 種類 | 金利 | 月々返済 | 総返済額 | 差額 |
| 住宅ローン | 1.5% | 約6.1万円 | 約2,570万円 | 基準 |
| 不動産担保ローン | 4.0% | 約8.9万円 | 約3,730万円 | +1,160万円 |
住宅ローンを利用して家を買い取れば、年末残高の0.7%が還付される「住宅ローン控除」が受けられます(※条件あり)。 しかし、不動産担保ローンは「住宅の取得」を目的とした優遇税制の対象外となることが多く、10年間で最大数百万円の節税メリットを捨てることになります。
多くの住宅ローンには「団体信用生命保険」がセットになっており、万が一の時はローンがゼロになります。 一方、不動産担保ローンには団信が付帯していない、または有料オプションであるケースが多く、家族を守る機能としては不十分です。
では、なぜY様は不動産会社から担保ローンを勧められたのでしょうか? それは、「その不動産会社に、難しい住宅ローン審査を通すノウハウがなかったから」です。
離婚に伴う「親族間売買」や「借り換え」は、銀行審査が非常に厳しく、特殊な書類作成や交渉が必要です。 その手間を避けるため、審査の緩い(その分金利が高い)不動産担保ローンへ誘導する業者が残念ながら存在します。
当センターにご相談いただいたY様に対し、私たちは「不動産担保ローンは待ってください」と止めました。 そして、以下の戦略で再度「住宅ローン」の審査に挑みました。
Y様単独の年収(200万円)では住宅ローン審査は厳しい状況でした。 そこで、以下の対策を行いました。
この結果、Y様はノンバンクの高金利ローンではなく、住宅ローンでの承認を勝ち取りました。
「審査に通らないから」といって、すぐに不動産担保ローンを選ぶのは早計です。 それは、将来のあなたとお子様の生活費を削ることになります。
そんな方は、契約書にハンコを押す前に、必ず私たちにご相談ください。 私たちは「離婚時の家の名義変更」の専門店です。 他社が投げ出した案件でも、住宅ローンを通した実績が数多くあります。
「あなたにとって一番有利な条件」で家を守る方法を、一緒に探しましょう。
多くの銀行は、離婚に伴う単なる「名義変更」や「借り換え」を嫌がります。 スムーズに審査を通すコツは、「夫から妻へ、正式に家を売却する(元夫婦間売買)」という形をとることです。 これには不動産会社が作成する「重要事項説明書」「売買契約書」が必須です。銀行に行って断られる前に、まずは私たちにご相談ください。
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