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離婚後も元妻の保証人のまま…。「責任逃れだ」と責められた40代男性が、円満に連帯保証人を外せた理由

  • 2025年12月31日

「離婚して5年。元妻が住む家の連帯保証人から外れたいのですが、話を切り出すたびに『あなたが責任を放棄するなら、私はどうなるの!』と感情的になられ、話が進みません…」

今回は、このような八方塞がりの状況で当センターにご相談に来られた、神奈川県のK様(45歳・男性)の解決事例をご紹介します。

離婚をする際、家の名義を妻にし、夫が家を出ていくケースは少なくありません。 その際、住宅ローンの「連帯保証人」の設定を解除し忘れたり、銀行に断られてそのままにしていたりすると、離婚後も元配偶者の借金を背負い続けることになります。

「自分も再婚を考えているから、身辺をきれいにしたい」 そう思って解除を申し出ても、相手(元妻)からすれば「私のリスクが増えるだけ」の話であり、協力が得られないことがほとんどです。

今回は、K様がどのようにして頑なだった元妻の態度を軟化させ、無事に連帯保証人から外れることができたのか。 私たち専門家が間に入って行った「交渉の全貌」を公開します。

1. 【相談内容】離婚後も続く「連帯保証人」という見えない鎖

K様は5年前に離婚し、現在は賃貸マンションで一人暮らしをされています。 元妻と子供は、結婚当時に購入したマンション(元妻名義・ローン残債2,000万円)にそのまま住み続けています。

K様は、元妻が組んだ住宅ローンの「連帯保証人」**になっていました。 毎月の返済は元妻が行っており、これまでは滞りもありませんでした。

しかし、K様自身に再婚の話が持ち上がり、新しい家庭のために家を買おうとしたところ、銀行から「連帯保証債務があるため、新たなローンは組めません」と言われてしまったのです。

「自分の人生を前に進めるために、保証人を外れたい」 そう決意し、元妻に連絡を取りましたが、反応は冷ややかなものでした。

2. なぜ元妻は首を縦に振らなかったのか?

K様が「保証人を外してほしい」と伝えると、元妻は強く反発しました。

「もし私が病気で働けなくなったらどうするの? あなたが保証人だから安心して住めているのに、それを辞めるなんて無責任よ」

元妻の立場からすれば、K様が保証人から外れるメリットは一つもありません。 むしろ、「万が一の時のセーフティネット」を失う恐怖しかありません。

  • 過去の確執: 離婚時の感情的なしこりが残っており、K様の提案を素直に聞けない。
  • 経済的孤立への恐怖: 「自分一人で2,000万円の借金を背負う」というプレッシャー。
  • 誤解: 「保証人を外す=K様が養育費などの責任も放棄する」という誤った連想。

当事者同士での話し合いは、常に「感情のぶつけ合い」になってしまい、解決の糸口が見えない状態でした。

3. 【解決策】感情論を「数字」に変える。専門家が用意した3つの説得材料

相談を受けた私たちは、K様に対し「Kさんが直接説得するのはやめましょう。私たちが間に入ります」と提案しました。 そして、元妻の不安を解消するための「客観的なデータ(説得材料)」を用意しました。

材料1:現在の「家の価値」と「残債」の可視化

まず、マンションの査定を行いました。 幸い、地価が上昇しており、査定額は2,500万円。ローン残債2,000万円を上回る「アンダーローン(資産価値がある)」状態でした。

私たちは元妻に対し、こう説明しました。 「もし返済が厳しくなっても、この家を売れば借金は消えますし、手元に500万円残ります。K様の保証がなくても、家そのものが十分な担保になっています

これにより、「路頭に迷うかもしれない」という元妻の漠然とした恐怖を和らげました。

材料2:元妻単独での「借り換えシミュレーション」

次に、元妻の収入状況を確認し、「元妻単独名義での借り換え」が可能かどうかの審査打診を行いました。 現在の金利の低い銀行へ借り換えることで、月々の返済額が数千円下がるという試算が出ました。

「K様の保証を外す代わりに、月々の支払いが安くなります」 この「実利(メリット)」を提示することで、元妻の態度は大きく軟化しました。

材料3:第三者(プロ)による交渉代行

これが最も重要でした。 元夫であるK様が言うと「わがまま」に聞こえることも、私たち専門家が言うと「事務的な手続きの提案」として受け入れられます。

私たちはK様の「再婚のために必要だ」という事情はあえて伏せ、あくまで「将来の相続トラブルなどを防ぐための、一般的な資産整理の一環」として説明を行いました。

4. 解決の結果:元妻も納得し、K様は晴れて自由に

粘り強い交渉の結果、元妻は「支払いが安くなるなら」と借り換えに合意。 無事に元妻単独の住宅ローン審査も通り、K様の連帯保証契約は消滅しました。

  • K様の状況: 連帯保証人から外れ、信用情報もクリアに。新しい家庭でのマイホーム購入へ向けて動き出しました。
  • 元妻の状況: 月々の返済負担が減り、誰にも気兼ねなく自分の家として住み続けられるようになりました。

K様からのご感想

「私が何を言っても『裏切り者』扱いされて喧嘩になるだけでしたが、プロに入ってもらった途端、スムーズに話が進んで驚きました。 妻も、感情的になっていただけで、本当は『安心』が欲しかったんだと気づきました。 自分で抱え込まず、もっと早く相談すればよかったです」

5. まとめ:こじれた交渉は「第三者」を入れるのが最短ルート

連帯保証人を外したいという要望は、相手方にとっては「リスクの押し付け」に見えるため、当事者間での合意は非常に困難です。

しかし、今回の事例のように「論理的なデータ」「相手へのメリット」を用意し、「感情を含まない第三者」が説明すれば、解決できる可能性は飛躍的に高まります。

  • 元妻と話すと喧嘩になる
  • 相手が聞く耳を持ってくれない
  • 自分の新しい人生のために、負債を整理したい

そうお考えの男性は、ぜひ一度私たちにご相談ください。 あなたと元奥様、双方にとって納得のいく「落としどころ」をご提案します。元配偶者との交渉、私たちが代行します。
「連帯保証人を外したい」その願いを叶えるためには、相手を納得させる「材料」が必要です。

私たちは不動産と金融のプロとして、あなたの代わりに交渉のテーブルを作ります。

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