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【解決事例】主債務者は夫、妻は連帯保証人。「保証人から外れたい」という妻の願いを叶えた方法

  • 2025年12月27日

「もう夫と一緒に住んでいないのに、なぜ私が何千万円もの借金の保証人のままなんでしょうか?」 「銀行に相談に行ったら、『離婚しても保証人は外せません』と門前払いされました……」

離婚に伴う住宅ローン問題で、最も深く、そして深刻な悩みがこの「連帯保証人」の問題です。

今回は、離婚協議中に「夫が家に住み続ける」ことになったものの、ご自身の連帯保証人契約が外せず、夜も眠れない日々を過ごされていたA様(30代女性)の解決事例をご紹介します。

もしあなたが同じような状況なら、諦める前にこの記事を読んでください。解決の糸口は必ずあります。

相談者様の状況:A様(30代女性・会社員)

  • 家族構成: 夫、A様、子ども1人(離婚協議中)
  • 住宅ローン残債: 約2,800万円
  • 家の名義: 夫単独
  • ローンの契約:
    • 主債務者:夫
    • 連帯保証人:A様
  • 離婚後の希望:
    • 夫が家に住み続け、ローンも夫が払う。
    • A様は子どもを連れて実家へ戻る。
    • 自分(A様)の連帯保証人を外したい。

A様が抱えていた「恐怖」

A様が当センターにご相談に来られた時、彼女は疲労困憊の様子でした。 離婚すること自体は夫婦間で合意できていたものの、銀行に問い合わせた際の一言が彼女を絶望させていたのです。

「離婚はお客様のプライベートな事情ですので、それだけを理由に連帯保証人を外すことはできません」

銀行の回答はマニュアル通りで、冷たいものでした。 このままだと、「別れた夫がもしローンを滞納したら、自分に2,800万円の請求が来る」「自分の新しい生活(再婚や新しい家の購入)に制限がかかる」という恐怖が、ずっと付きまとうことになります。

なぜ、銀行は「連帯保証人」を外してくれないのか?

解決策のお話の前に、なぜ銀行が首を縦に振らないのかを知っておく必要があります。理由はシンプルです。

銀行にとって、連帯保証人を外すメリットが一つもないからです。

銀行からすれば、二人(夫と妻)で返済を保証してもらっている現状が最もリスクが低い状態です。そこから一人を外すということは、銀行のリスクだけが高まることを意味します。だから、単に「離婚するから」という理由だけでは、絶対に認めてもらえません。

私たちが提案した「2つの解決プラン」

A様の「絶対に外れたい」という強い意志を受け、私たちは2つのプランを提示しました。

プラン①:夫単独名義での「借り換え」

現在の銀行交渉が難しい場合、「別の銀行」で夫単独名義のローンを組み直し、今のローンを全額返済してしまう方法です。これが最も綺麗に保証人が外れる方法です。

プラン②:家の売却(住み替え)

借り換えが難しい場合、家を売却してローンを完済し、関係を清算する方法です。ただし、夫が「住み続けたい」と主張しているため、説得が必要になります。

今回のA様のケースでは、夫も「迷惑はかけたくない」という意思はあったため、まずは「プラン① 借り換え」を目指して動くことになりました。

解決への壁と、突破口

しかし、すぐに壁にぶつかりました。 夫の年収だけでは、2,800万円の借り換え審査において、返済比率(収入に対する返済額の割合)がギリギリだったのです。いくつかの銀行では「単独での借り換えは不可」と判断されました。

そこで私たちは、不動産と金融のプロとして以下のサポートを行いました。

  1. 借り換えに積極的な金融機関の選定 大手銀行だけでなく、個別の事情を考慮してくれる地方銀行やネット銀行、フラット35など、あらゆる可能性を網羅して打診しました。
  2. 夫への家計見直しアドバイス 審査を通すために、夫が持っていた「車のローン」や「カードローン」を先に完済してもらうようアドバイスし、少しでも審査に有利な状況を作りました。

その結果……

粘り強い交渉と審査の結果、ある地方銀行で、夫単独名義での借り換え承認が降りました!

これにより、元の銀行の住宅ローンは全額完済され、A様の連帯保証契約も消滅。 A様は晴れて「借金の保証人」という重荷から解放され、お子様との新しい生活をスタートさせることができたのです。

「手続きが終わった瞬間、肩の荷が下りて涙が出ました」というA様のお言葉が、今でも印象に残っています。

「保証人から外れたい」と思ったら、まずは専門家へ

今回の事例のポイントは、「今の銀行に断られたからといって、諦める必要はない」ということです。

  • 他の銀行への借り換え
  • 不動産の担保評価の見直し
  • 任意売却という選択肢

など、専門家が間に入れば、解決のルートはいくつも見つかります。

一番危険なのは、「夫が払うと言っているから大丈夫だろう」と、口約束だけで離婚届を出してしまうことです。数年後、夫が滞納し、あなたの元に督促状が届いてからでは、取れる手段が限られてしまいます。

「私も連帯保証人から外れたい」 そう思ったら、離婚届を出す前に、まずは私たちにご相談ください。あなたの状況に合わせて、リスクのない解決方法を一緒に考えます。

ご安心ください♪お問い合わせによりご相談をいただいてもセールスはいたしておりません。

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