今回は過去の解決事例をその背景や状況をより認識いただけるように、少しストーリー風、読み物的な感じで書いてみました。
全く同じ状況という方はおられないかもしれませんが、どのような状況、条件であっても皆様の目的を達成させていただけるようにサポートいたします。
もくじ
離婚が決まった夜、小学3年生の息子が不安そうに私を見上げて言いました。 私は無理に笑顔を作って「うん、そうだよ」と答えましたが、心の中は土砂降りでした。
夫とは、性格の不一致で離婚することになりました。 争いはありません。夫も「俺が出て行く。家のローン残債(1,800万円)を引き継いでくれるなら、家は君にあげるよ」と言ってくれています。
条件は整っているはずでした。 あとは、銀行の手続きをするだけ。 そう思っていた私が、まさかあんなに苦しむことになるなんて、その時は想像もしませんでした。
翌日、私は自信満々で銀行の窓口に行きました。 「離婚するので、夫のローンを私名義に変えてください」
しかし、担当の方の顔が曇りました。 私の源泉徴収票(パート収入・年収180万円)を見た瞬間、申し訳なさそうに言われたのです。
「奥様、大変申し上げにくいのですが、このご年収では名義変更の審査に乗せることはできません」 「ご主人様の名義のままにしておくか、売却して完済していただくしかありません」
必死に食い下がりましたが、銀行のルールは絶対でした。
家に帰ると、息子がリビングで宿題をしていました。 この光景を守れないの? 私の収入が少ないせいで、この子から友達も、部屋も奪ってしまうの?
情けなくて、悔しくて、キッチンの隅で声を殺して泣きました。
「誰か、助けて…」 夜な夜なスマホで検索し続け、たどり着いたのが「離婚時の家とローンの名義変更サポートセンター」のブログでした。
そこには、私と同じように悩み、そして解決した人たちの物語がありました。 『あなたの収入だけで諦めないで。家族の絆で解決する方法があります』
翌日、不安と期待が半々ながら電話をかけました。 担当者さんは、私の話を遮ることなく、すべて受け止めてくれました。 そして、優しくこう言いました。
「大丈夫ですよ。K様お一人では難しくても、ご実家のお父様の力を借りれば、道は開けます」
提案されたのは、「親子リレーローン」を使って、「夫から家を買い取る」という方法でした。
実家の父は70歳。年金暮らしです。 「父に迷惑はかけられない」と躊躇する私に、担当者さんは言いました。 「お父様にとっても、孫の住む場所がなくなることが一番の悲しみではないでしょうか。それと、親子リレーローンという呼び方から不安を感じてしまうかもしれませんが、問題がないこと、その仕組みをご説明させていただきます」
※高齢の親にローンは背負わせられないと思われた方、是非、以下のブログを参考にしてください。
【誤解していませんか?親子リレーは親の負担無し】「私が死んだら親が払うの?」は間違いです。離婚後に親の力を借りて家を残す賢い方法
担当者さんと一緒に実家へ行きました。 父は、私の話を聞くと、一瞬だけ考え込み、そして力強く言いました。
「俺の名前で孫が守れるなら、安いもんだ。使え」
父の不器用な優しさに、涙が止まりませんでした。 担当者さんは、父の年金収入と私の収入を合算し、無理のない返済計画書を作成してくれました。 そして、夫との間にはしっかりとした「不動産売買契約書」を取り交わし、その他に作成の書類と合わせて銀行への申し込み準備を整えてくれました。
審査の結果は、「満額承認」。 担当者さんが選んでくれた、地元の地域密着型金融機関でした。 「ご家族の想いと、これまでの居住実績を評価しました」という言葉をいただいた時、ようやく暗いトンネルを抜けた気がしました。
決済の日。 夫のローンは完済され、夫は「これで肩の荷が下りた」と晴れやかな顔で去っていきました。 登記簿の所有者欄には、私と父の名前が並びました。
あれから1年。 息子は転校することなく、毎日元気に学校へ通っています。 「ママ、今日の夕飯なに?」と笑う息子の横顔を見るたびに、あの時諦めなくて本当に良かったと思います。
一人で銀行に行って断られた時の絶望感は、今でも忘れられません。 でも、正しい知識を持った専門家と、家族の協力があれば、壁は乗り越えられるんです。
もし今、私と同じように泣いている方がいたら、伝えたいです。 「大丈夫、あなたは一人じゃない」
勇気を出して、相談してみてください。 あなたとお子さんの笑顔を守る方法は、必ずあります。
多くの銀行は、離婚に伴う単なる「名義変更」や「借り換え」を嫌がります。 スムーズに審査を通すコツは、「夫から妻へ、正式に家を売却する(元夫婦間売買)」という形をとることです。 これには不動産会社が作成する「重要事項説明書」「売買契約書」が必須です。銀行に行って断られる前に、まずは私たちにご相談ください。
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