離婚によりご自宅の名義やローンにかかる実例を相談者視点かつストーリー的に書いてみようの第4弾です。
離婚後も家に住み続けたい。だから“名義だけ変える”つもりだった。
だが銀行審査は3回連続で否決。
「属性」「年収」「勤続」「与信」……あらゆる理由で突き返され、元夫にも不信感が募っていく。
そこで私は、名義変更に固執するのをやめ、“現実的に成功しやすい別ルート”を選ぶことになる。
これは、名義変更に落ち続けた私が、最終的に家を守れた実話ベースのストーリー。
もくじ
離婚が成立したとき、唯一残った問題が 「住宅ローンの名義」 だった。
家には私が住み続けると決めていたため、当然??
「名義変更すれば済む話」
そう思っていた。
銀行の担当者が淡々と放ったひと言が、私の誤解を砕いた。
「名義を変える=あなたがローンを組み直せるかの審査です」
私の収入、勤続年数、他の借入状況……すべてが再チェックされるという。
住宅ローンの残高に対して、私の年収がギリギリだった。
「名義だけ変えたい」という希望は、いとも簡単に崩れ落ちた。
2回目:信用情報上の問題(クレジットカードの利用)
3回目:上記に加え、勤続が短いことと年収
どれも致命的ではないが、審査に通総合的に通らない理由としては十分だった。
書類提出で何度も連絡する中で、元夫は次第に面倒くさそうな態度に。
「そんなに通らないなら、売ったほうがいいんじゃないか?」
そんな言葉まで飛び出した。
相談した専門家は、こう断言した。
「気持ちは分かりますが、手当たり次第に審査しても通らないですよ」
「仮に融資を受けることができたとしても、税務的に大丈夫かの確認が必要です」
「名義変更は、離婚後の手続きの中で最も失敗しやすいものです」
年収、属性、残債、勤続、与信、年齢……そこに、今まで考えていなかった税金の問題。
「名義変更」することだけに集中してしまい、他のことが見えなくなっていた。
どのような方法で行うことが結果的に最良であるかを確認できたうえで、次のステップとしてローンの審査でもあることが理解できた。
ある意味、審査で通っていても、それが良い方法ではない、後で問題となることもあったのかもしれない。
【選択肢1】 名義変更ではなく『ローン借り換え+保証外し』
【選択肢2】 元夫名義のまま、専門家を通じて管理しリスク最小化
【選択肢3】 任意売却を避けながら、立て直した後に再審査
私はそこで初めて、
名義変更に固執するのは“遠回り”だった
と気づいた。
最初に別銀行へ“借り換え審査”を出し、
ローンを私名義で組み直す** ことで名義変更につなげる方法。
これにより、元夫の保証も名義も完全に外れる。
問題は二つ
・ほとんどの銀行は審査すら受け付けてもらえない
・銀行の融資OKが税務的に問題がないということと関係がないこと
・年収の安定(昇給時期を待って申請)
・不要なクレジットカード2枚の解約
・借り換え先として“審査基準が合う銀行”を選定
その結果、
初めての「承認」通知が届いた。
銀行から正式書類が届いた瞬間、涙がにじんだ。
3度の否決で心が折れかけたが、迂回ルートを選んだことで状況は一気に開けた。
家は守られ、元夫との金銭的つながりも完全に消えた。
「名義だけ変えたい」ではなく、“成功しやすいルート”
“他に問題がないことの確認”を考慮し、選ぶべきだった。
* 名義変更はシンプルに見えて、実は審査の問題が大きな障壁
* 銀行審査は「名義変更」ではなく「あなたがローンを組めるか」
* 否決が続く場合は、一度、立ち止まり、ルートを変える方がベター
* 借り換えや保証外しのほうが成功しやすいケースは多い
* 専門家のルート選定で、一気に道が開くことがある
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