近年、フリーランスや個人事業主として働く女性が増えています。 自分の腕一本で生計を立てる逞しい女性たちですが、住宅ローンの審査となると、会社員に比べて圧倒的に不利な立場に置かれがちです。
特に多いのが、「節税対策で、確定申告上の『所得』を低く抑えている」ケース。
「離婚して、夫名義の家を私が買い取りたい。でも、去年の申告所得は240万円…。これじゃ審査なんて通らないですよね?」
そのように最初から諦めている方が非常に多いのです。 しかし、結論から言えば諦める必要はありません。
今回ご紹介するのは、自宅でネイルサロンを経営されている兵庫県のF様(30代女性)の事例です。 確定申告書の数字だけ見れば「融資不可」と判断されるギリギリの水準でしたが、私たちはF様の「経営の実態」を正しく評価してくれる金融機関を探し出し、無事に元夫からの買取りを成功させました。
もくじ
F様は、ご自宅の一室をサロンとして使い、ネイリストとして独立して5年。 腕は確かでリピーターも多く、実際の生活水準は決して低くありません。
しかし、税理士のアドバイスで経費を多く計上し、税金を抑えるために確定申告上の「所得(利益)」は約240万円になっていました。 離婚に伴い、元夫が出て行くことになり、F様はこの家兼サロンを買い取りたいと考えました。
しかし、メインバンクの担当者は冷ややかでした。 「所得240万円ですか…。会社員ならまだしも、自営業の方でその所得ですと、1,800万円の融資は厳しいですね。最低でも400万円ほど申告がないと…」
会社員であれば「源泉徴収票(額面)」を見てもらえますが、自営業者は「所得(手取り)」が厳しく審査されます。 「税金を安くした分、信用もなくなっていたなんて…」 F様は、住まいと職場(サロン)の両方を同時に失う危機に直面しました。
もし審査に通らなければ、家を売却し、F様はアパートへ引っ越し、さらに新しいテナントを借りてサロンを一から作り直さなければなりません。それは事実上の廃業宣告に近いものでした。
私たちはF様の決算書(確定申告書)を3期分拝見し、「これなら通せる道がある」と判断しました。 所得はギリギリですが、売上は安定しており、赤字(損失)ではありませんでした。
自営業者が元夫婦間売買を通すためのポイントは以下の2点です。
一般的な銀行は「所得」の数字で足切りをしますが、住宅支援機構(フラット35など)や一部の地方金融機関は、審査の基準が異なります。
私たちはF様のエリアで、自営業者の審査に柔軟な金融機関を選定し、F様の事業がいかに安定しているかをプレゼンしました。
F様の物件は「店舗併用住宅」に近い扱いでしたが、住宅ローンの要件を満たすよう、居住スペースと事業スペースの割合を確認。 元夫からF様への「不動産売買契約」の形を整える際、単なる住居の確保だけでなく、「女性の自立支援」という文脈でも審査担当者にアピールを行いました。
弊社が仲介に入り、適正な価格での売買契約書を作成したことで、金融機関からも「事業用の運転資金ではなく、正当な住宅取得資金である」と認められました。
審査の結果、希望額である1,800万円の融資承認が降りました。 (金利は会社員より若干高めになりましたが、それでも家賃を払うより安い金額で収まりました)
「諦めなくて本当によかったです。ここを出て行けと言われたら、子供をどうやって育てていこうかと絶望していました」 F様は涙ぐみながら契約書に判を押されました。
「確定申告の数字が悪いから」 「開業したばかりだから」
そうご自身で判断して、銀行に行く前から諦めている自営業・フリーランスの方は本当に多いです。 しかし、金融機関によっては「数字の裏側」を見てくれるところがあります。
特に離婚に伴う買取り(元夫婦間売買)の場合、今後の生活基盤を確保するという切実な事情があります。 私たちのような専門家が間に入り、適切な資料作成と金融機関選定を行えば、道は開けます。
あなたの「事業」と「家族」を守るために。まずは決算書を持ってご相談ください。
▼こちらの記事も合わせてお読みください 複雑な権利関係の整理も、プロの視点なら解決の糸口が見つかります。
・【解決事例】元夫の再婚で「ローン抜けて」と通告!家を売らずに買取で解決した方法
・【解決事例】パート・年収200万の私には無理?夫名義の家を子供と守った離婚時の住宅ローン借り換え成功談
多くの銀行は、離婚に伴う単なる「名義変更」や「借り換え」を嫌がります。 スムーズに審査を通すコツは、「夫から妻へ、正式に家を売却する(元夫婦間売買)」という形をとることです。 これには不動産会社が作成する「重要事項説明書」「売買契約書」が必須です。銀行に行って断られる前に、まずは私たちにご相談ください。
>> 離婚による元夫婦間の家とローンの名義変更の無料相談はこちら
「私の年収でも名義変更できる?」「元夫とあまり話したくない」など、複雑な事情も安心してお話しください。経験豊富な専門スタッフが、あなたに最適な解決策をご提案します。お問い合わせによりご相談をいただいてもセールスはいたしておりません。
>> 【無料】気軽にLINEで相談
個人情報が特定されるような情報提供は控えたいけれども「具体的に相談はしたい」という方はLINEよりお気軽にご相談ください 。