「まさか、審査に落ちるなんて…」 離婚協議が進み、家の名義変更のために申し込んだ住宅ローンの借り換え審査。銀行から届いた「総合的判断により、ご融資いたしかねます」という通知に、目の前が真っ暗になってしまった大阪府のK様(40代・会社員)のような方は少なくありません。
審査に落ちると、「自分は家を持てないのか」「家を売るしかないのか」と絶望的な気持ちになりますよね。
しかし、年間400件の相談を受ける私たちからすれば、「1社落ちたくらいで諦める必要は全くない」というのが真実です。
銀行によって審査基準はまるで違います。A銀行でダメでも、B銀行なら歓迎されることは日常茶飯事です。 重要なのは、「なぜ落ちたのか」を分析し、戦略を立て直して再挑戦することです。
この記事では、審査落ちの主な原因と、そこからのリカバリー(復活)方法について解説します。
もくじ
まず大前提として、銀行に「なぜ落ちたんですか?」と食い下がっても、絶対に本当の理由は教えてくれません。「総合的な判断」の一点張りです。
そのため、自分で(あるいはプロと一緒に)原因を推測し、潰していくしかありません。 闇雲に手当たり次第申し込むのはNGです。「申し込みブラック」と言って、短期間に多重申し込みをしたこと自体がマイナス評価になるからです。
まずは冷静に原因を探りましょう。
離婚時の借り換えでよくある否決理由は、以下の3つに集約されます。
いわゆる「ブラックリスト」です。 過去にクレジットカードの支払いや、スマホ端末代金の分割払いが遅れたことはありませんか? 「うっかり引落口座に入金し忘れた」という軽微なミスでも、ここ数年以内に繰り返していればアウトになることがあります。
「年収に対して、年間の返済額が多すぎる」という判定です。 特に離婚時は、ペアローン(2人の収入)から単独名義(1人の収入)になるため、ここが最大のネックになります。 また、住宅ローン以外に「車のローン」や「カードローン」がある場合、それも返済負担に含まれるため、審査が厳しくなります。
あなたの年収は十分でも、「家の価値」が低いと判断されるケースです。 特に、新築で購入してから数年しか経っていない場合、市場価値がローン残高より低い「担保割れ」の状態になりやすく、銀行が融資を渋ることがあります。
では、どうすればよいのでしょうか?
まずは敵を知ることです。「CIC(シーアイシー)」という機関に情報開示請求(スマホで10分程度・手数料1000円)を行ってください。 自分の信用情報に「異動(ブラック)」の文字があるか、支払いの遅延マーク(AマークやPマーク)がついていないかを確認します。
もし「異動」があっても、「異動情報の保有期限が切れるのを待つ」あるいは「事情を説明すれば汲んでくれる金融機関を探す」という対策が立てられます。
これが最も効果的です。
最初にネット銀行で落ちたなら、次は地銀やフラット35を検討すべきです。
車のローンが残っているせいで返済比率オーバーになっている場合、親に借りるなどして車のローンを一括返済してから住宅ローンの審査に出すと、あっさり通ることがあります。 これを「完済条件付き承認」と言います。
以前、他社で3行連続で審査落ちしたM様が相談に来られました。 CICを見ると、携帯電話料金の支払いが数回遅れていました。
大手銀行では「支払いルーズ」とみなされ即否決でしたが、当社は「M様は当時、入院しており物理的に支払えなかった」という証明(診断書)を添えて、事情を汲んでくれる地方銀行に持ち込みました。
結果、担当者が本部に掛け合ってくれ、見事に承認。「機械的な審査」と「人間による審査」の大きな違いです。
住宅ローン審査に落ちた通知はショックですが、それはあくまで「その銀行の基準には合わなかった」というだけの話です。
日本には何百という金融機関があります。 「あなたの状況に合った銀行を選べていなかっただけ」という可能性が非常に高いのです。
私たちは、あなたのCIC情報や年収、物件状況を分析し、「ここなら通る可能性が高い」という金融機関を選定・交渉します。 一度や二度の失敗で諦めて家を手放す前に、ぜひプロの「審査診断」を受けてみてください。
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