「転職したばかりだと、住宅ローンの借り換えは無理ですよね?」 「離婚が決まり家の名義を自分だけにしたいが、銀行に『勤続年数が足りない』と門前払いされた」
離婚に伴う財産分与や家の名義変更において、「転職直後(勤続年数が短い)」という事実は、非常に高いハードルとなります。一般的に、住宅ローン審査では「勤続3年以上」が目安とされており、1年未満では審査の土俵にすら上げてもらえないことが多いためです。
しかし、決して諦める必要はありません。 今回は、転職してわずか8ヶ月にも関わらず、離婚に伴う住宅ローンの借り換え(妻の連帯保証解除)と単独名義化に成功したBさん(30代後半・男性)の事例をご紹介します。
もくじ
銀行がお金を貸す際、最も重視するのは「安定性」です。 「転職したばかり=またすぐ辞めるかもしれない=収入が途絶えるリスクがある」と見なされるため、多くの金融機関は、機械的に審査を否決する傾向にあります。
Bさんもこの「形式的な審査基準」の壁にぶつかり、途方に暮れていました。
私たちはBさんの経歴と転職理由を詳しくヒアリングし、「これは単なる転職ではなく、キャリアアップである」と証明できると確信しました。そこで、以下の3つの戦略を実行しました。
単に「転職しました」と申告するだけでは不十分です。私たちは職務経歴書に加え、以下の要素を盛り込んだ説明資料を銀行向けに作成しました。
「勤続年数1年以上」を絶対条件とする銀行にいくら頼み込んでも時間は無駄になります。 私たちは、「フラット35」や、「職務内容や個人の属性を重視する特定の銀行」に対象を絞りました。
特にフラット35は、勤続年数の縛りが比較的緩く、「現在の月収×12ヶ月」を年収とみなして審査してくれるケースがあります。
銀行に対し、単なる借り換えではなく「離婚に伴う財産分与の一環であり、法的整理が必要であること」をアピール。離婚協議書(案)を提出し、今回借り換えができないと自宅を売却せざるを得ない状況(=銀行にとっても顧客を失うリスク)であることを誠実に伝えました。
複数の金融機関へ打診を行った結果、見事に「満額承認」を勝ち取ることができました。
「『最低でも1年は働いてから来てください』とあちこちで言われ、もう家を手放すしかないと諦めかけていました。転職がマイナスではなくプラスの要素として審査してもらえるなんて、自分一人では絶対に思いつきませんでした。これで元妻にも迷惑をかけず、今の仕事に集中できます」
「転職したばかりだから」という理由だけで、愛着のある家を諦めたり、離婚協議を先延ばしにする必要はありません。
金融機関が見ているのは「期間」だけではなく、「その人の返済能力の本質」です。しかし、その本質を銀行に正しく伝えるには、専門的な翻訳(資料作成や交渉)が必要です。
ご自身の属性で審査に通るか不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。 あなたのキャリアや状況を最大限に評価してくれる金融機関を、私たちが一緒にお探しします。
ご安心ください♪お問い合わせによりご相談をいただいてもセールスはいたしておりません。
個人情報が特定されるような情報提供は控えたいけれども「具体的に相談はしたい」という方はLINEよりお気軽にご相談ください 。