弊社では個人間売買サポートといった少し特殊な間柄(といっても、親子間・兄弟間といった身内間や離婚時の元ご夫婦間といったものが多いのですが)の売買取引を低額&定額で仲介と全く同じ内容でフルサポートさせて頂いております。
その中でも「離婚」に関するご相談が一番多いと言えます。
確かにバツイチと聞いても違和感もなく、珍しことではないといった感覚になるのも時代なのかもしれません。
然しながら、円満な離婚においてもそうでなくとも持ち家を所有されている、それも住宅ローンのお借入がある状態や連帯保証人・連帯債務として融資を受けている、共有の持分としているなどいざ、法的に他人となってもこれからの支払い、今後の住まいということが当事者にとって大きな悩みになるというケースは少なくありません
とにかくご相談内容も様々で資産の所有形態や額、同じく負債も含めて同じケースというものがほとんどありませんからご相談者のご事情、ご状況に応じて問題解決をしていくといった感じです。
然し、ひとつ気を付けて欲しいと思うのはネットで「離婚 家」「離婚 住宅ローン」といったキーワードで検索すると「任意売却」を斡旋するホームページが非常に目立ちます。
これはこれで当事者のご事情がそうした状況のものであれば良いのですが、あまり、そうしたケースは少ないと思われます。
どちらかというと個人的には「離婚」による「不動産処分」で困っている方に任意売却という形式はともかくとして、不動産の売却処分の相談を受けるためという不動産会社のセールスページになっているような印象があります。
そこでひとつ基本的なことをここではっきりと述べますが、まず、そうした任意売却のホームページにおいて「オーバーローン」と「任意売却」というキーワードが特に目立つと思います。
このコトバの意味、分かりますか?
まぁ、難しくなく、そのコトバの通りなのですが、「オーバーローン」とは自宅が売れる見込み価格や実際の売買時の価格よりもローン残債額の方が大きい場合を言います。
住宅ローン残債額 ≧ 不動産の時価 という形式です。要するに家を売ってもローンが残る状態ということです。
一方、「任意売却」というのは状況的には先述のオーバーローン状態であり、尚且つ、債務者がすでにローンの支払いが滞っている状態を言います。
この場合、金融機関より「もう、支払いが厳しいので早くご自身で売却処分してください」と形式的には任意整理と言えますが実際のところは強制的に自宅を処分させられることを言います。
ローンが払えなくなったから債権者である銀行がすぐに競売に掛けるかというとそうではありません。
競売よりも回収額が多く見込まれる一般の流通市場で早々に売却処分するほうが回収額が大きくなりますので売却価格や諸条件の決定権は担保権者である銀行ですが、あくまで所有者である当事者が売りに出しているという点ではその他の売却中の不動産と何ら変わりはありません。
話が前後しますが、離婚時にすでにオーバーローン状態であり、ローンの返済が滞っているという場合はこうした任意売却といった方法が選択肢のひとつであることは間違いありません。
そうした状況でなければ、任意売却といった手段は不要であり、オーバーローンでもなければ猶更です。
他の処分方法や所有しながらの運用方法、それ以外に弊社であれば元夫婦間における所有権の名義変更、ローンの借り換えや持分売買といった諸事情に応じてサポートが可能と言えます。
離婚時にはそれ以外にもいろいろと財産や親権など様々なことを協議していかなければなりませんので心身共に疲労してしまうと思います。
確かに煩わしい部分も大いにあるのかもしれませんが、人生の一つのターニングポイントにおいて権利もお金のことも全てにおいてケジメをつけるということですから司法書士さんや行政書士さん、大いに揉めているのであれば弁護士さん、不動産に関しては弊社のサポートが大いに役立つと思いますので一人で悩まずにまずはご相談を頂くことが良いと思います。
後になって、知っていれば損しなかったのに・・・ということではもう、遅いですから。
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