先日、飛び込みでご来店を頂いたお客様(N様)に「なぜ当社に来られたのですか?」とお聞きしたところ、そんなお返事が返ってきました。
当社は吹田市・豊中市と関西大学のお膝元(そんなたいそうなものでも全くありませんが)を商圏にしていますし、私自身が関大OBでもあることから手数料の割引条件のひとつに何かユニークなものがあっても良いかな(笑)と思い、条件のひとつにしています。
さて、何をお探しかというと・・・
N様「え~っと、3LDKで・・・、10万円くらいまでで・・・。」
私「・・・。あっ、あの~、賃貸をお探しですか?」
N様「そうです。とりあえずネットで探したら関大という共通点のある不動産会社があったので、せっかくなら何か共通しているところの方がいいかなぁ~と思って来たんですが。」
私「そうですか~。それはありがとうございます♪でも、当社は売買だけなんですよ~(笑)。でも、まぁ~、せっかく先輩が来られているのにそれだからと言って帰ってもらうことも出来ないですから。何とかしますよ!賃貸も探します♪でも・・・」
想定外のスタートでしたが、それから3時間ほどいろいろとご相談をさせて頂きました。
でも、お話の内容は「賃貸」ではなく「マンションのご購入について」です。
賃貸をご希望されておられましたが、①N様は40歳過ぎ ②ずっと賃貸ならともかくも将来的にマイホームを購入される可能性もあり という2点から、ご購入をされた方がメリットが多いということをご説明させて頂きました。
多くのお客様は住宅ローンの返済期間を30年~35年で組まれています。35歳の時点で返済期間35年の住宅ローンを組むと繰上返済等をせずにそのまま完済を迎えるのは70歳の時になりますね。
今、会社の定年は60歳というところが多く、退職金も昔ほど十分な額が約束される時代でもなくなりました。定年後にローンの返済機関を残してしまうことはライフプランの中で大きな不安要素になるかもしれません。
そういう意味からもなるべく早い時期に、短期間で返済というのがベターといえます。でも、なかなか20代など若い時に家を購入すること、大きな額の住宅ローンを組むことに踏み切れるという方が少ないのも実際のところです。
住宅情報誌などでも、賃貸と購入とどちらがお得というテーマで特集をされていたりもしますね。今回のN様もまさにそうしたテーマが当てはまったのですが、賃貸が当てはまるケースはそう多くはないと思います。
価値観はそれぞれですが、生活の質、将来のライフプラン設計等を考慮すると住宅の購入は時期、条件を間違わなければローンを背負うことが何か重いものを背負うようなイメージを
お持ちの方もおられると思いますが、長期的に明確なライフスタイルを確立できる最良の方法のひとつだと言えます。