学生時代なら入学や卒業といった当初から予定された期間で人との出会いや別れがありますが、社会に出ると不条理にも会社の都合により強制的に「異動」や「転勤」が任じられ、仲良くなった職場や住み慣れてきた街とも別れを告げなければならない日を迎えます。
もちろん、栄転の方にとってみれば良い事ではありますが
弊社は不動産業を行っていますので、金融機関の方とは業務を通じてある程度、親しくはなります。
個人的に「銀行」「銀行員」というものに対してはあまり良いイメージがないのですが、なんとなく「堅物」「融通が利かない」「面白そうな人がいない」といった勝手な固定概念がどこかにあるのだと思います。
でも、当たり前といえばそれまでですが実際はそんな方ばかりでもありません。勝手な私の固定概念ってものは失礼極まりのないもので、実際の銀行員の方は「そうしたイメージ」とは異なることも少なくないです。
そうした「話のできる担当者(要するに杓子定規に物事を考えないタイプ)」が弊社の案件を担当して頂いている間は融資条件も大事ですが、基本的にお客様の属性に左右されないケースの審査をお願いする場合には、いつもよく助けてくれる担当者の金融機関にローンをお願いすることが必然的に多くなります。
逆に、弊社に限らず、担当者が変わってしまったことでその金融機関との取引相談、ローン実行数が大きく変わってしまうということも珍しくありません。
この秋の人事異動によって都市銀行から信用金庫の方まで弊社を担当頂いた方も数名が変わられました。
内容的には「えっ!スゴく残念っ!!」から「この後任者じゃ、ダメだろうな(たぶん)と様々です。
前任者と後任者の力量の違いに嬉しくなったり、悲しくなったりというのはありますが、いつも最後に残るのは「銀行員と担当期間中、いろいろと楽しく仕事が出来たけど、転勤したら終わり」という何とも表現できないあっさりしすぎた終わり方には一抹の寂しさだけがいつも残ります。